福岡柔軟銀行鷹隊棒球団来期展望

工藤監督は本当に若年性アルツハイマーの類を発症しているのではないだろうか?前の試合で失敗したことを翌日リプレイのように再現して失敗するシーンが目立つし、そもそもリリーフ投手が何日前に何球投げたのか、連投なのか否か、ブルペンで肩を作ったのか、まともに記憶していないのではないか?

少なくとも、去年までの工藤政権と比べると理解できない失敗が多くなっているし、単に激務で消耗した結果なのか、本当に認知機能なり精神なりにダメージが来ているのか、一度検査を受けてみてほしい。もう十分に優勝実績を残したので、これ以上福岡のファンの憎悪を買う前に隠居生活に入るのも一つの手だろう。

 

来年の監督候補の一番手は小久保だろう。フロントはまだ工藤を続投させたがっているフシが見られるが、既に秋山政権を上回る7年の長期政権。現代野球では監督にかかるプレッシャーも昔の比ではないので、もう潮時だと思う。まあ巨人の原監督みたいに再登板という選択肢はあるかもしれないが。

 

監督が小久保になった場合の私の考える理想の組閣。ヘッドコーチは鳥越。ロッテに仕えて4年、そろそろ戻ってきてもらいたい。平石野手総合コーチは留任。小久保も鳥越も今年で50歳と、指導者としては若い部類だが現役選手との年齢差を考えると緩衝役として平石以上の人材は居ない。打撃コーチは二軍監督で好評な藤本、同じく二軍の大道の両名の昇格。内野は本多、外野は村松が留任。バッテリーコーチは森・前ヘッドコーチ(現三軍監督)が適任だが、高谷が引退するなら高谷を即抜擢でもいい。細川が欲しいが、独立リーグ監督を投げ出すかどうかは未知数。投手コーチは工藤の人脈から来ているので、監督交代ならここも入れ替えだろう。倉野を昇格させる手もあるが、個人的にはそろそろ斉藤和巳ではないかと思う。ブルペン担当はDeNAにいる篠原を呼び戻せればいいが、下にいる田之上か若田部の内部昇格か。

・監督:小久保

・ヘッドコーチ:鳥越

・打撃コーチ:藤本、大道

・バッテリーコーチ:細川

・内野守備走塁コーチ:本多

・外野守備走塁コーチ:村松

・投手コーチ:斉藤、篠原

これが組めれば来期はともかく数年後には希望が持てる。

 

戦力面はどうか

投手陣は工藤監督の「我慢の効かない」「後のことを考えない」メチャクチャな起用法によって故障者が多く、稼働率が極端に低い。3シーズン稼働していないサファテは契約切れで引退が濃厚だが、他は予想が付かない。千賀は故障離脱が長かったので今オフのポスティングは無いと思われる。古谷は開幕前に故障し育成落ちが危惧されたが無事二軍復帰。あとは左のワンポイント枠争いで嘉弥真、渡邊雄、大関に遅れを取った川原は厳しいか。奥村も二軍幽閉が続いているので危ないかもしれない。あと椎野はクビはないけどトレード要員リスト入りは有り得る。

今年は育成で最有力だった大関が早々に支配下に上がったので、育成にめぼしい人材は居ない。大卒3年目の重田がワンチャンスあるかな?というレベルと去年指名された大卒組が1年でどれだけ成長するか。

捕手はあまり動きは無いだろう。40歳の高谷が引退する可能性がちょっとあるくらい。育成組は高卒3年目の渡邊陸がエキシビションで一軍昇格してヒットも打っており、小久保がチームの若返りを目指すなら昇格候補に挙がってくるかも。

内野手。来期36歳の明石、39歳の松田&川島は流石に引退が見えてきている。契約を考えると来期までは居る可能性が高いが、そろそろ指導者への転身を考える時期かもしれない。戦力的には高田がそろそろ危ない。31歳でレギュラー獲れてないのと、同じポジションでより若い牧原、周東、川瀬の台頭で追いやられつつある。球歴は申し分無いので、現役続行に拘らなければスカウトか二軍コーチのポストはありそう。

外野手。今期で契約の切れるバレンティンの退団は濃厚。日本とキューバの往来生活はキツイというデスパイネも今期限りになる見込み。グラシアルは未定だが、故障が多いのと年齢も来期37歳なので過度な期待は出来ない。ソフトバンクの場合、外野は内野手や捕手が兼業で試合にでることがかなり多いので(今年だけでも捕手の栗原、谷川原。内野手の明石、周東、三森、牧原)外野手専任はよほど打てないと居場所が無い。今年まだ昇格の無い釜元は厳しそう。あと真砂もファンの期待値の高さとは裏腹に出番に恵まれないが、こちらは監督交代で状況が変わるかも。

投手()は来期年齢

先発:千賀(29)、石川(31)、マルティネス(32)、東浜(32)、武田(29)、スチュワート(23)、和田(41)、大竹(27)

リリーフ:森(30)、モイネロ(27)、岩嵜(33)、嘉弥真(33)、甲斐野(26)、泉(26)、田中(28)、椎野(27)、渡邊雄(31)、津森(25)、尾形(23)、川原(31)

どっちで使われるか読めない:高橋礼(27)、杉山(25)、大関(25)、高橋純(25)、古谷(23)、板東(27)、田浦(23)、奥村(30)、松本(26)、笠谷(26)

先発の主力級が軒並み全盛期~ピークアウトの年齢なので、若い先発を育ててほしい。工藤監督にはその役割が期待されてたんだけど、千賀石川東浜を一本立ちさせて以降は出てくる若い投手を我慢できずドンドンとリリーフで使い潰している。

野手に関しては完全に起用法の問題だと思うので、監督交代でいくらでも改善の余地がある。

 

まあドラフト終わらないと来期の展望なんて分からないんだけどね。

 

おわり