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森島帆高のセカイ系主人公みてえな青春ポイント32000点の滅茶苦茶な行動により歴史が書き換えられ、テンペスト・ブロックの世界と化した首都東京。事態の打開に向けて男たちが動き出す…ティーンエイジャー達のセカイ系青春ストーリーの尻拭いをするストロングスタイルの大人達のお話。

 

市ヶ谷にある防衛省本庁舎の地下、とある会議室。ある者は真剣に、ある者は話半分といった雰囲気で会議が行われていた。

「今後1週間の予想雨量は東京600ミリ、熊谷380ミリ、宇都宮320ミリ。荒川、利根川多摩川新河岸川入間川、鬼怒川、江戸川、神田川いずれも氾濫危険水域を超える見込みとのことです」

気象庁の発表を読み上げる若い男。科学特捜隊の非常勤職員で、名を立花瀧という。

国土地理院の予測では港区、中央区江東区大田区江戸川区荒川区台東区葛飾区など広範囲に浸水する見込みです。川崎市横浜市、千葉駅、船橋市浦安市市川市習志野市も沿岸部を中心に大規模浸水は避けられない見通しです」

トーンを落とした声で悲観的な見通しを発表する、若いが妙に落ち着いた女。柔らかな黒髪を美しい組紐で結んでいる姿が印象に残る。名を宮水三葉といい、瀧と同じく科学特捜隊の非常勤職員だ。6年前の大規模災害の生存者でもある。

「困りましたね」「ええ、かなり」

短いやり取りは警視庁から派遣された二人…いつもしかめっ面をしている大河内警視正と、いつも爽やかな笑みを絶やさない神戸警視正だ。この二人は性格は対照的だが警察学校時代から息の合った仕事ぶりを見せており、現在は特殊な部署の管理官と指揮官を務めている。

「原因は何だ?気象庁もお手上げだと言っているが科特隊の見解が聞きたい」

よく響く声を挟んだのはこの場で唯一の政治家、与党・保守第一党の泉幹事長だ。6年前の大規模災害、3年前の惨害に際しては復興予算を幾つも通した豪腕代議士として知られている。

「それについてはー」「全くもって不明です。面目ない」

歯切れの悪い宮水を遮るように謝ってみせたのは科学特捜隊・航空部隊の指揮官である迫水隊長だ。見た目は若々しく30代前半だが、実年齢は50歳を超えている。

「打つ手を探さないとな。このままじゃ内閣も国会も海パン姿で仕事をするハメになってしまう」

泉幹事長は冗談めかして答えたが、この場面で笑えるほど神経の太い人間はそうそういない。

「あ、実はそれについてお耳に入れておきたい情報がありまして」

神戸警視正が小声で割り込んでくる。

「先日ウチで補導した未成年の男女がいましてね、「自分達がこの世界の在り方を変えてしまった」とうわ言のように繰り返しているんです。薬物検査も精神鑑定もシロだったので虚言癖として片付けるわけにも行かなくて。それに補導された時の状況も気になりますし…」

 「状況?」「ええ、渋谷区内の廃ビルの屋上で二人して倒れているところを保護されましてね。ちょうど朱塗りの鳥居をくぐるような位置に倒れていたんです。ウチの部署じゃコックリさんの仕業じゃないか、なんて噂されてます」

「神社か…そういえば俺も昔、岐阜の山奥の神社で三葉の作った酒を飲んで倒れた経験が…」「ちょっと瀧くん!?」

若い二人の痴話喧嘩が始まったが、特に注意を払う者はいない。

「確かに、鳥居は異なる世界同士をつなぐゲートとしての役割があるって小さい頃父に聞かされたことはあります。神社は神様の領域だから鳥居をくぐらなきゃいけないって」

顔を赤くしたまま宮水が述懐する。彼女の父は元々は民俗学者であり、高名な稗田礼次郎博士に師事していたのだ。

「なるほど。天気、異世界へのゲート、神との接触…オカルトじみていますがそうでもないとアレだけの質量の雨雲が継続的に関東上空にだけ発生し続けることの説明が付きません。気象庁のデータも現在首都圏に垂れ込めている雨雲が通常の発生メカニズムから逸脱したものであることを裏付けています」

早口で一気にまくしたてた、美人だが何を考えているか分からない女性は環境省尾頭ヒロミ課長だ。3年前の惨害に際して分析能力の高さを買われて課長にはなったが、上層部のウケが良くないのか出世コースからは外れ、今回のような多省庁合同の会議に送り込まれる仕事が板についてしまっている。

「早速ジェットビートルを手配して。乱層雲の中と上、両方を肉眼で調査した方がよさそうだ」

迫水隊長が立花に指示をとばす。科学特捜隊の看板ともいえるジェットビートルも現在は4代目、昨年F-35戦闘機をベースに完成したばかりの新鋭機だ。ステルス性に重きを置く同機をベースにした新ビートルには賛否両論あったが、火器搭載能力と巡航速度、それに垂直離発着能力の面で対抗馬など存在しなかったのだ。

「で、補導された子達はどうなるんです?」

「16歳の少年は保護監察です。自宅のある神津島に戻されるでしょう。15歳の少女は存命の親族が12歳の弟だけですから、姉弟とも養護施設でしょうね」

立花の問いに大河内警視正が回答する。それならば、と立花は自分の祖母に姉弟を引き取ってもらうことが出来ると申し出た。多分その3人は僕にとって、というよりばあちゃんにとっては赤の他人ではないでしょうから。と立花。

 

翌日

「本当に見たんです!雲の中に白い龍のような化け物が複数いたのを!信じてください!」

熱弁をふるうのは當間海斗(トウマ・カイト)隊員。科学特捜隊ジェットビートル飛行隊のパイロットである。

「日本は世界的に見ても他に類を見ない怪獣銀座だ。今更疑ってもどうしようもないだろう」

泉幹事長が熱弁を制して頷く。

事実、この国への怪獣の襲来回数は異常に多いのだ。科学特捜隊も特生自衛隊も特に市民の突き上げを受けることなく存在しているのがその証左でもある。21世紀だけでも

・2002年、ゴジラ上陸。房総半島から東京沿岸部に甚大な被害。特生自衛隊の特殊戦闘兵器と交戦の後、海へ姿をくらます。

・2003年、再びゴジラ上陸。モスラの飛来も同時に確認され、再び東京に甚大な被害。横浜港が機能不全になり、物流拠点は鹿島・大洗港へ移転。

・2013年、岐阜県北部に隕石が落下。付着していたと思しき宇宙怪獣と特生自衛隊が交戦、これを撃退。隕石の落下で黒部〜名古屋の送電網が破壊され、中京工業地帯に打撃。

・2014年、福島県発電所廃炉跡地から怪獣『ムートー』出現。行方をくらまし、一時太平洋のシーレーンが封鎖される。

・2016年、ゴジラ類似の巨大不明生物が東京に上陸。港区、中央区の大部分が帰還困難区域に指定される。

・2018年、宇宙怪獣が襲来。富士山麓において米国主導の環太平洋防衛作戦(通称パシフィック・リム)により撃退に成功。東海道新幹線が被災、現在に至るまで不通に。

が確認されている。

「怪獣なのかその白い龍ってのは?ギドラの親戚筋か?種類は?」

怪訝そうに問うのは特生自衛隊の権藤一佐、対怪獣戦闘において30年にわたり第一線にいるエキスパートだ。問われて手を挙げたのは怪獣研究の第一人者で、科学特捜隊から米国の研究機関『モナーク』に移籍した芹沢博士だ。巨大怪獣絡みの案件になると決まってモナークから派遣されてくる。

「日本人ならよく知っているヤマタノオロチでしょうね、怪獣というよりは精霊・悪霊の類に近いかもしれません」

「武器で倒せるのか?」

 「わかりません。何しろ怪獣と戦う手段を人類が手にして以降、ヤマタノオロチが出現した記録が残っていませんので」

ヤマタノオロチに関する記録として残っているのはおよそ3000年前。日本神話の英雄神の一柱であるスサノオにより撃退されたという記録。もう一つは800年ほど前。こちらは『晴れ女』と呼ばれる一種の巫女、すなわち若い娘を人柱に捧げたところ災害が治まった、という記録しかない。

ヤマタノオロチは霊魂の一種ですから、肉体を破壊する=完全な消滅をさせることは出来ません。倒したとしてもいずれは魔力や霊力が寄り集まって再生します。が、今いる個体を倒せば当面は発生しないでしょう」

電話越しに講義をしたのは宮水博士。6年前の大規模災害で町長を務めていた糸守町が消滅し、現在は民俗学者に戻っている。三葉の実父でもある。

「つまり倒す必要があるってことか」

「別の人柱を立てては?」

「ナンセンスです。数年もすれば次の人柱が必要になりますよ。倒してしまえば数百年は出てきません」

「芹沢博士、モナークに協力を要請できませんか?アルゴを投入していただきたい」

迫水隊長の提案に芹沢博士は首を横に振った。『アルゴ』はモナークの総旗艦と呼べる存在である。容姿はB-2爆撃機を超大型化したように見えるが、実態は「空飛ぶ強襲揚陸艦」といったところか。3機のオスプレイと多数の偵察用ドローンが搭載でき、機内には医療設備も完備している。何より怪獣探査に必要な機器が完備されており、荒れ狂う雲海から怪獣を探すのならこれ以上の適役はない。

モナークとして可能な限り情報提供はするつもりですが、アルゴは先日のギドラ撃退戦でのダメージ蓄積が大きく、修復が完了するまでには1年以上はかかるでしょう」

芹沢博士のコメントで、会議室内に思い空気が垂れ込める。

怪獣に悩まされているのは日本に限った話ではなく、つい先日には三つ首の宇宙怪獣「ギドラ」が米国に上陸。首都ワシントンの大半を水没させる被害を出した。

「ウチで準備できるのはジェットビートルが10機、あとはせいぜい観測ドローンくらいです。自衛隊さんの方はどうです?」

迫水隊長に話を振られた権藤一佐は、少し考え込むようだったが

「ウチは陸上兵器が主体ですからね、戦闘機での支援は空自に頼むしかない。スーパーXなら幕僚長次第でいつでも出せますがね」

スーパーXは特生自衛隊の肝とも言える決戦兵器だ。元々は原発災害を空から制圧する「空飛ぶハイテク消防車」として開発されたが、多くの怪獣が放射能を餌にすることから徐々に対怪獣の抑止力としてプレゼンスが高まってきている。80年代~90年代に建造された3機はいずれも老朽化により退役し、3年前のゴジラ類似生物撃退作戦のデータをフィードバックした『一八式対巨大生物防衛航空機動要塞』、通称スーパーX4が昨年お目見えしたばかりである。

「スーパーXですか。確かにいてくれれば助かります」

助かりますが…に続く言葉を迫水隊長は飲み込んだ。スーパーXはその出自の特殊性故に、索敵能力に重点を置いていない。もちろん現代の軍用機としては平均レベル以上のレーダー類は積んでいるが、その能力はアルゴに比べるとどうしても引けを取ることになるのだ。しかしアルゴが投入できない以上、スーパーXを上回る選択肢など用意できないことも明白だった。

「あと空自にF-2F-15を飛ばしてもらいます。誘導弾は空対空ミサイルを想定します」

「住民の退避は?」「お任せください。警視庁の威信にかけて全員を守り切ってみせます」

大河内警視正が請け合う。

「では各員、早速準備に取り掛かってくれ。防衛相と公安委員長には俺から話をつけておく」

泉議員が取りまとめにかかった。作戦名をどうしましょうか、と権藤一佐に問われた議員は

ヤマタノオロチ神話に関わる作戦だから、3年前に勝利した矢口にあやかって「八塩折」でもいいが…今回は眠らせるだけじゃ意味がないからな。オロチを倒せることを願って「アメノハバキリ作戦」とでもしておこうか」

「矢口」こと矢口蘭堂議員は与党・保守第一党に所属し、泉幹事長とは同期である。3年前の惨害に際しゴジラ類似巨大不明生物の凍結作戦(ヤシオリ作戦)を主導した代議士であり、現在は赤坂内閣の防衛大臣を務めている。

「いいですね、何しろ今回はもう櫛名田姫は無鉄砲な少年によって奪還されてしまっています。人柱を横取りされ怒り狂うヤマタノオロチを倒さないと我々に未来はない」

神戸警視正も話に乗った。

 

この二日後、色々あってヤマタノオロチは特生自衛隊航空自衛隊科学特捜隊の統合部隊によって撃退され(この作戦の時、江戸城にいた天皇天叢雲剣を抜いたという都市伝説もあるが真偽は不明)、東京には久しぶりに青空が戻ったが詳細については割愛する。この事件から3年後、今度は問題の少年…森島帆高と人柱の運命を免れた少女…天野陽菜は東京の片隅で劇的な再会を果たし、良い仲に発展するのだが、それもまた別の話。

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

雑記99

統率者戦やらないか?

Q.統率者戦ってなんだ(哲学)

A.マジックザギャザリング(通称mtg)のレギュレーションの一つ。多分mtgって聞いただけで触ったことのない人の99%くらいは「ルールが複雑で覚えられん」「カードが高い、金かかりすぎ」「やってるとクラブ行った時に黒人のセキュリティにノーカードショップ!って言ってつまみ出される」という印象を抱くだろう。そしてそれは7割くらい合っている、残念だけど。

ルールとか遊び方の説明は割愛する。どうせ読んだって未経験の人には分からないし、経験者は読むまでもなく知っているからね。

興味があったら身近なmtgをやっている人に声をかけてみよう。統率者戦がやりてえ。

おわり

 

雑記98

ゴジラって全部で何匹いると思う?ゴジラシリーズは公式自身が作品ごとに世界観をリセットしたりひっくり返したり無かったことにするので、正確な数が分かりにくい。今から書くのは公式見解ではなく私の個人的な解釈・見解である。念のため。

 

1匹目…初代ゴジラ。一番有名な個体。海底洞窟に住んでいた古代の巨大生物の生き残りで、核実験により覚醒。1954年に東京を襲撃し、オキシジェン・デストロイヤーにより駆除された。東京湾に遺骨が沈んでいたりいなかったり、親族がいたりいなかったりと有名な割に謎が多い個体でもある。あと何度東京に来ても皇居だけは絶対に荒らさないことで有名。

 

2匹目…ゴジラの逆襲が初出。恐らく1匹目と同一種だと思われる。キングコング対ゴジラモスラ対ゴジラ、三大怪獣地球最大の決戦等、出演作品数が多い。ラドンは岩をぶつけ合う悪友。アンギラスはマブダチ。モスラ母娘とはガチの殺し合いをしたが後に和解した。55年ゴジラの逆襲~75年メカゴジラの逆襲ゴジラを同一個体とする見解、逆に容姿の差異から55年・62年・64年の全て別個体とする見解もある。71年のヘドラ戦で重傷を負っており、それが原因で引退したというのが私の見解である。

 

3匹目…72年ガイガン戦~75年のメカゴジラ2号機戦のゴジラ。目が大きく愛嬌のある姿が特徴で、人間に対しやたらフレンドリーでもある。私の想像では恐らくミニラ(2匹目のゴジラの実子)が成長した姿であると思われる。生まれた頃から人間が身近で、核実験の直撃を受けた経験がない個体なので、人間に対し敵意を持っていなかったとしても驚きはない。75年メカゴジラの逆襲の後は消息を絶った。親の介護のために海底洞窟に戻ったと思われる。

 

4匹目…1984年に東京に出現した個体で、旧来のゴジラに比べると圧倒的にデカイ。前3匹と異なり、ゴジラザウルスという恐竜が核エネルギーで巨大化した姿であり、別種である。ただし背ビレの形状が酷似していること、核エネルギーに対する耐性等共通点も多いので、同一の生物から別れた近縁種なのかもしれない。ラドンのエネルギーをもらってドーピングしたり、家族が危機にさらされると自力でドーピングしたりできる。95年に核エネルギーの食い過ぎでメルトダウンを起こし死亡。

 

5匹目…4匹目と同一種。生まれた時は2メートルくらいのゴジラザウルスだったが、核エネルギーを摂取し無事ゴジラになった。途中の姿がミニラに似ていたことからも、両者が近縁種である可能性が推測できる。作中では全長40メートルほどの若い個体だったが、95年に死亡した4匹目のゴジラが放出した核エネルギーを吸引して成体になった。その後の消息は不明。

 

6匹目…98年にアメリカに出現。普通のイグアナが何故か核エネルギーで巨大化した奴で、デカくて二足歩行で肉食恐竜みたいな姿である点以外は他のゴジラとの共通点はあまりない。05年に『ジラ』という別種であると認定される。

 

7匹目…2000年に出現。サイズと容姿から1匹目の近縁種ではないかと思われる。阿部寛を熱線で吹き飛ばしたことで有名になった。メガギラスとの戦闘の後、次元転移技術でどこかに飛ばされてしまったらしいがよく分かっていない。

 

8匹目…怪獣というよりは悪霊、邪神のごとき存在。削岩弾で身体の内側から穴を空けられた所に自分の熱線が入り込み死亡。

 

9匹目…初代ゴジラの親族らしく、人間が引き揚げた初代の遺骨を返してもらいに来る。初代の遺骨から作られた三式機龍と戦ったり、モスラと戦ったり、柳沢慎吾の自宅を踏みつぶしたりした。初代~3匹目とは容姿がだいぶ違っており、7匹目に割と似てはいるが、少なくとも初代の親族なので同一種であると思われる。もしかすると7匹目も見た目が似ていないだけで同種なのかもしれない。

 

10匹目…1960年代に轟天号と戦い、南極に封印されていたがX星人をやっつけるために急きょ呼び出される。息子はミニラなので2匹目と同種説があるが、身体の大きさや容姿で言えば4匹目に一番近い。これもうわかんねえな。まあコイツもミニラもゴジラザウルスから変貌したのかもしれないが。ギドラをX星人ごと叩き潰したあと人間も攻撃しようとするがミニラに止められる。

 

11匹目…2014年にアメリカに上陸した個体。キング・オブ・モンスターズの異名を持っている。大きさはゴジラザウルス系ゴジラとほぼ同じか若干大きいくらい。容姿はあまり似ていない。ジラとゴジラの中間のような見た目をしている。ただ陸上性のゴジラザウルスではなく、最初から海底洞窟の中の神殿に住み着いていることから初代~3匹目の近縁種には間違いない。もしかするとゴジラザウルスは陸上に進出する過程で小型化した亜種なのかもしれない。

 

12匹目…いわゆるシン・ゴジラ。歴代のどのゴジラとあまりにもかけ離れた生活史、能力、外見をしている。地球上で最も進化した生物であるとされているが詳しいことはあんまり分かっていない。ただコイツを凍結させる薬剤にはフォトンブラッドが含まれているので、多分とんでもない価格になっているだろう。

 

どうかな?皆はゴジラって何匹いる(いた)と思う?

おわり

 

 

雑記97

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観てきた

こっから容赦なくネタバレするのでまだ未視聴の人はブラウザバックしてくれ

 

正直言って見に行くまではちょっと不安だった。何しろツイッターのオタクが異口同音に「面白かった」「最高」としか言わないので、内心では「これ極限までハードル上がってるけど本当に大丈夫か?採点基準になるギャレス・エドワーズ版の『ゴジラ』も普通に面白かったし普通に面白い程度の作品が出てきたら落胆するぞ?」と思っていた。

まあ普通じゃないゴジラが出てきても『シン・ゴジラ』みたいに良い方向に普通じゃないのは歓迎だがアニゴジみたいなのが出てきたらそれはそれでイヤだけど。

とりあえずアニゴジ方面の心配は全くの杞憂だった。そりゃそうだ、天下のハリウッド様があんな金の洗濯バサミにゴジラがぶら下がったスクリーンセーバーなんか出してくるわけがなかった。

まず前作、ゴジラとムートーの戦闘で家族を失った家庭の記憶から入る。『ガメラ3』じゃん。なんだよハリウッド、ゴジラどころかガメラも研究してやがったな?そういえばパシフィック・リムも同アップライジングも主人公は怪獣に家族を奪われていた。もはや定番か?

中国・雲南省モスラの卵が孵化し、幼虫が出現する。若干キモイ。日本のモスラは幼虫も可愛いのに。主人公の少女がモスラの幼虫と心を通わせるシーン、ナウシカじゃん。お前もしかして無類のジブリ好きか?

怪獣の管理を主張するモナークと、駆除を主張する軍部の対立。議会でのやり取りの描写も◎だった。1984年版『ゴジラ』の会議シーンからミリタリーに寄せると今作、文官に寄せるとシンゴジラ。意味の分からんバストアップ3DCGのグダグダ評議で時間潰してたアニゴジは猛省してほしい。あと芹沢博士(ケンワタナベ)はゴジラのこと好きすぎて若干ヤバい奴になってた。ちなみに人類史上初めてゴジラの駆除に明確に反対したのは山根博士(1954年の『ゴジラ』)だったりする。

そしてキングギドラの登場シーン。テロリストがギドラの封印された氷を爆破してギドラを起こす。南極から怪獣…『ファイナルウォーズ』じゃん。派手なアクションシーンはハリウッドならでは。日本でも『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsキングギドラ』あたりのバブル期の作品はけっこうアクション多いんだけど、いかんせん当時の技術だからねえ…

キングギドラにも怖さがある(アニゴジの金の芋けんぴの話はしてねえよ)。その巨大さを際立たせながらも、自分の邪魔をする人間を執拗に狙う凶悪さ、兵士を飲み込んでしまうシーンの恐ろしさ。ただデカくて強いだけじゃない。悪くて恐ろしい、まさに悪役の中の悪役。ゴジラモスラで幾度となく最強の敵として起用されてきたギドラ一族の面目躍如だ。

そしてラドン。余談だけど1956年版『空の大怪獣ラドン』は前半のホラー要素満載のクッソ不気味な演出からのど派手な怪獣アクション、そして当時の福岡の街並みの再現度の高さが素晴らしいのでぜひ観てほしい。今作のラドンも火山から登場する。その迫力たるやパヴァロッティに「フニクリ・フニクラ」を歌って欲しくなるレベルだった。

ゴジラキングギドラモナークの面々が見守る中、海上で激突。モナークのフラッグシップの飛行機、上からのシルエットを見ると巨大なB-2爆撃機なのだが、デザイン画を見ると割とスーパーXⅢの流れを汲んでいる感じである。う~むやはり相当平成vsシリーズを意識しているのか。

当初はややゴジラ優勢かと思われたが、軍部が突然「そこにオキシジェン・デストロイヤーぶっ放したわ。ミサイルでもうすぐ着くからおまいら逃げろよ~」などと言ってくる。ゴジラシリーズ史上最強クラスの武器をいきなりポプテピピックみてえなノリで撃ってくるアメリカ人、端的に言って面白すぎる。黒板にe=mc²とか書いて核についてわかってますアピールするどっかのアホとはもう根本から差がある。

地球上の生命体なら確実に殲滅するオキシジェン・デストロイヤーだがキングギドラには効かなかった。ここで「キングギドラは地球由来の生物ではない」ことが明かされる。ギドラは宇宙からの侵略者であり、ゴジラモスラは地球を守るために戦っていたのだ。『三大怪獣・地球最大の決戦』じゃん。ここでとっておきのを出してきたな。ラドン裏切ったけど。チョイ役に黒部進とか出てほしかったね。

最終決戦。力尽きたモスラは自分の生命エネルギーを全てゴジラに注入する。で、出たー!平成vsシリーズの定番ドーピングゴジラ!やっぱエンタメ作品はこうでなくちゃねえ、「この世界の法則に絡めとられた!今なら勝てるぞゴジラァー!」じゃねえんだよ、杉田の熱演は素晴らしかったけど。

ドーピングを受けたゴジラ、身体が内側から赤く燃焼しバーニングゴジラ状態になる。「ゴジラモスラは共生関係にある」というセリフの伏線をここでキッチリ回収。大味だが決して雑な仕事をしないハリウッド脚本。見とるかウロちゃん?脚本ってのはこういうことやぞ。

最後は赤熱線でギドラを吹っ飛ばして勝利…と思ったら熱線すら使わない。内部からエネルギーをスパークさせるだけで強い。ウルトラマンノアかな?倒れたギドラを踏んづけてもう一発。ああ^~たまらねえぜ。

ゴジラの最強技をあえて熱線にしなかったのも良い判断だと思った。何しろ庵野が天才すぎて前作『シン・ゴジラ』であらゆる熱線・光線技のバリエーションを見せてしまったので。庵野の「ゴジラの熱線ってのはこう使うんだよ」と言わんばかりの演出に対し「ならば熱線以外の技で倒すまで」と演出を盛り込んでくるマイケル・ドハティ、センスがありすぎる。とにかく最後のゴジラのスパークだけでも観る価値があるよ。

この映画に「人間ドラマが足りない」とか言ってた評論家がいたらしい。邦画の観すぎで頭が狂ったんじゃなかろうか。家族のために戦うマッチョなお父さん、頭わるわる女、主人公の女の子がいて、ゴジラを愛した被爆二世の日本人科学者、髑髏島の巨神にも出てた黒人科学者、そしてMI6あがりの(若干壮年期のコネリーに似た)イカれたイギリス人環境テロリスト、三枝未希に雰囲気似てる中国人の女性博士までいて何が足りないのか?記憶喪失の天才科学者か?不治の病に侵された美少女か?これゴジラだぞ?

とまあ、『シン・ゴジラ』は「オタクが妄想する本当にゴジラがいた時の対処法」の完成形で、今作『KOM』は「オタクが妄想する自分が作りたいゴジラ」の完成形と言えるだろう。甲乙つけがたいよホント。日本人としては心情的に『シン・ゴジラ』を勝たせてやりてえけどさあ。

こうなると次回作も期待しちゃうよね。ゴジラキングコングの両者は再び激突するのか?それともイカれた環境テロリストの作り出す(予定)バイオギドラの脅威に手を組んで立ち向かうのか?いっそ海底神殿の爆発で亡くなったはずの芹沢博士がウルトラマンティガになって戻ってくればいいんじゃないかな?

おわり

 

 

雑記96

平成元年

あちゃちゃんだったから覚えてない。

平成2年

あちゃちゃんだったから覚えてない。

平成3年

小さかったから記憶がない。

平成4年

小さかったから記憶がない。

平成5年

始めてテレビで観たガンダムVガンダムだった。

平成6年

大ベテラン落合と新進気鋭のスラッガー松井のクリーンアップで巨人が優勝してたのは覚えてる。

平成7年

荻窪の親戚の家に行くために丸ノ内線に乗るはずだったが、祖父が車で行くと言い出したので車で行った。時間帯的に乗るはずだった地下鉄の中で誰かがサリンの袋を破いた。

平成8年

ドイツ行ってた。

平成9年

あまり記憶がない。

平成10年

夏休みのある日、カレーを食べたいと言いながらテレビをつけたら和歌山で例の事件が発生していた。

平成11年

ダイエーホークスが日本一になった。

平成12年

仮面ライダークウガの放送が始まった。中学受験をしたので後半はあまり見られなかった。

平成13年

風呂上がってテレビを観てたらもう一棟のビルに飛行機が突っ込んでいった。

平成14年

ワールドカップはテレビで観てた。同級生が1人、自殺でこの世を去った。

平成15年

修学旅行直前に寮生の集団飲酒が発覚し、参加者が3割くらい減った。

平成16年

よく覚えてないけどこの辺からいよいよ度し難いキモオタクになってしまった。歴史を修正するならこの年に行きたい。

平成17年

朝、学校で鉄研時代の友人と「福知山線が脱線したらしい」という話をしていた。帰ってニュースを見たら思ってたよりも大惨事になっていた。

平成18年

この年の早稲田実業のエース斎藤佑樹投手と日本ハムさいてょは別人。私はというと大学受験舐めてて国立しか出願しなかった。進路は駿台予備校になった。

平成19年

人生の中でこの年ほどゲーセンに入り浸った年は無い。ぶっちゃけめちゃくちゃ楽しい一年だった。若くて体力もあったしね。いや受験勉強もちゃんとしてたよ?

平成20年

秋葉原でカードのトレードを行ない(当時はメルカリがなかったので掲示板で交渉をまとめて実地で取引をしていた)その後、例の交差点の家電屋の4階のトイレで用を足して店を出たらパトカーが交差点を埋め尽くしていた。

平成21年

サークルの夏納会で酔い潰れた留学生の後輩が夜の早稲田界隈を徘徊してしまい、深夜の戸山公園を探し回った。当時は私も若かったので、深夜2時くらいまで捜索をした後歩いて帰宅した。

平成22年

ポケモンやってた記憶しかねえ…

平成23年

大学を去るつもりでいたが、大震災で何もかも有耶無耶になったので大学に残った。新学期が5月からだったので春は麻雀ばかりやっていた。そんし君は教育実習に行って萎んでいた(体格が)

平成24年

祖父が世を去った。

平成25年

たくさんいたサークルの同期達も次々と去り、後輩ばかりになっていた。

平成26年

とうとう大学を追い出された。

平成27年

採用試験に合格し、就職が決まった。

平成28年

仕事が忙しかった。

平成29年

私と在学期間のかぶるサークル員が抹茶ちゃんだけになる。9月、尿管結石で搬送される。

平成30年

祖母が世を去った。サークル同期の結婚式に呼ばれた。抹茶ちゃん卒業でついに在学期間の被ってるサークル員がいなくなった。

平成31年

職場を異動になった。令和元年初日は出勤らしいぜ。ウケる。

おわり

 

 

雑記95

最近のメンヘラみたいな天気は何とかならないものか。おかげで私もどっかしらの神経をおかしくしたらしく、寝付けない。寝ていても深夜1~2時間おきに目が覚める。自分が死ぬ夢だったり、身の周りで惨事が起こる夢をよく見る。何もしていないのに無性にのどが渇く。肩や首がこる、偏頭痛などの症状が出ている。医者にかかった方がいいのかもしれないが、それで無駄に病気だと診断されても困るしなあ…。

サークルの後輩が就職したが、最初の1週間が終わった時点でもうサークルに戻りたい病を発症していた。歴代のサークル出身者達も別に仕事がしたくてしたくてたまらないから就活をしたわけではないし、許されるなら全部投げだしてサークルに戻りたいと思っている。抹茶ちゃんの仕事辞めてサークルに戻りたいという気持ちは至って正常な感情なので安心して働いてほしい。

疲れていてこれ以上書けない。

おわり

 

 

開幕戦総括

ソ5×-4西

開幕戦とは思えないほど締まりのない展開だったがどうにか勝ち切れた。工藤監督の采配も加治屋の見切りが遅すぎたかな?という点以外には特に不満無し。

 

牧原

攻守に存在感を見せた。昨年掴みかけて手放したレギュラーの座の再奪取に向けて良いスタートが切れた。10回のサヨナラ機では何とかバットに当てて欲しかったが…

 

今宮

打撃面では実力を発揮した。8回に追いつかれる起点となった失策はいただけないが、バットで取り返した。

 

柳田

中々好きに打たせてもらえない場面が続いたが、集中を切らさず四球を選べていた。最終回の軽打は見事。

 

デスパイネ

最初の打席で多和田の直球に力負けしていて心配されたが、あわやホームランのタイムリーにサヨナラタイムリーと役者ぶりを発揮した。

 

グラシアル

打撃面では実力を存分に見せつけたが、守備では松田、今宮との連携の乱れからポテンヒットを許す場面が何度か見られた。本職ではないレフトなので仕方ない面もあるが、ポジショニング等に課題を残した。

 

内川

攻守に良い動きを見せ、不安定だった昨年との違いを感じさせてくれた。8回の今宮の送球をキャッチしきれなかった点だけは悔やまれる。

 

松田

自身の通算1500安打を開幕戦先制ホームランで飾るなど役者の違いを見せつけた。

 

上林

体調面が心配されたが、タイムリーが一本出て本人も安堵したのではないか。守備は安定していた。

 

甲斐

打撃は結果を残せなかったが、力強い打球を飛ばせていた。リード面では山川に被弾した場面は本人が一番反省しているだろう。

 

千賀

開幕初球で161キロをマークしファンの度肝を抜いた。ただ制球がバラつき、早い降板の原因となった点は修正すべきポイントだろう。

 

モイネロ

栗山には上手く打たれたが、それ以外は危なげなく抑えた。

 

加治屋

あわや戦犯になりかけた。先頭金子を打ち取りながらエラーで出してしまったのは責められないが、源田と秋山に対する弱腰の投球はいただけない。逃げの投球が、結果的に山川の満塁弾を呼び込んだ。

 

奥村

ルーキーとは思えない度胸満点の投球で火消しに成功。攝津2世になれるか?

 

西武打線の攻撃の起点となる3人に全く仕事をさせず。クローザーとしての実力の高さを示した。

 

甲斐野

これだけ安定してストライクの取れるドラ1ルーキーは何年ぶりだろうか?開幕戦プロ初登板初勝利に相応しい実力を誇示した。

 

釜元

代走と守備固めのみの出場。

 

福田

一打サヨナラどころか押し出しでもサヨナラの場面では三振してしまったが、西武森の配球が上手だった。

 

高谷

守備のみの出場。甲斐野を上手くリードしサヨナラ勝ちを演出した。