※メカゴジラは出ない

ヤフー映画のレビューのタイトルがこういう感じだった。本文に書くとネタバレ注意になるのでタイトルで勝負してきたのである。このことからも、まともなゴジラを観てきた視聴者諸氏の怒りが見て取れる。

GODZILLAウンコマンコチンチン都市(本当はタイトル違うけどこんなク〇映画このタイトルで十分だ)を観てきた。いや観てしまったというべきか。

まず映画館へ行って驚いた。客席がすくねえ!ハコが小せえ!多分100人~かそこらのスクリーンだったと思う。私はサークルの映画愛好家達ほど映画を観ることが多くないし、基本的にそこそこメジャーな映画を観るので、いつも大きなスクリーンである。ここまで小規模な映画館で観たのは『野火』とか『葛城事件』以来だと思う。

しかし『野火』も『葛城事件』も、元々そういう規模を想定した映画なのでスクリーンの小ささが気になることはなかった。むしろ狭い空間で重苦しく迫ってくるような作品であり、観客に「間合い」を取ることを許さなかった。観ていてズルズル引っ張り込まれたものだ。

一方今回のゴ〇。仮にもゴジラの金看板を掲げ、封切から10日しかたっていないのにこの体たらく。映画館サイドからも三下り半を突きつけられている。怪獣惑星は「あの」新宿東宝で、2016年の映画シーンに新たな歴史を刻んだ『シン・ゴジラ』と同じスクリーンでやっていたのだ。半年でここまで凋落するとは、世間の映画関係者も現実が見えているのだろう。

内容についてはもう論じるのもバカバカしい。第三作はどうなることやら。ちなみに1作目の怪獣惑星はあれだけ大々的に宣伝してもらい、封切前日に『シン・ゴジラ』地上波初放映というアシストまでしてもらって興行収入は4億にも届かなかったそうだ(シン・ゴジラは80億)。今作はどうかなあ、俺は2億も行かないんじゃないかと思ってるけどね。この体たらくで3本目やる意味あんのかね?

おわり