散歩の記録1

艦これのメンテナンスが始まってしまい、することのなくなった私がふと外を見ると、とても天気の良い澄み切った青空が広がっていました。「こんな日に散歩をすれば私もキューバ人のように日焼け出来るに違いない!」と思った私は早速散歩に出ることにしました。後輩のさかこ君を誘おうと思いましたが、彼からは「ひょおおおおおおおおお!ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」という返事が来ただけでした。
仕方がないので一人で散歩です。今日のように天気のいい日は山手通りに限る!ということで地下鉄で要町へ向かい、散歩をスタートさせました。ここは池袋と目と鼻の距離にある町。ほぼ西池袋と言っても過言ではありません。私の散歩ルートとは逆へ、すなわち高島平へ向かうバスを見送り歩き始めます。
間もなく椎名町のスクール◯Eが見えて来ますが心のやる気スイッチを素早くオフにして素通りします。そして西武池袋線の立体交差を越えると、間もなく目白通りが見えてきます。ここを左折するとそんし君の家へ向かうルートですが今日は行きません、直進します。
すると今度は新目白通りとの交差点へ。ここは関越道と都心を繋ぐ交通の要衝ですから、高速バスやトラックで溢れています。更に進むと中井に到達します。ここは妙正寺川によって土地が削られ谷のようになっており、西武新宿線中井駅妙正寺川を眼下に見ることができます。早稲田生をドナドナする黄色い電車を見送り、散歩を続けます。
次に見えてくるのはいよいよ早稲田通りです。ここを左折すると小滝橋に出ることができます。mtg専門店『晴れる屋』へお越しの際は是非こちらから。早稲田キャンパスまで歩くことも出来ますよ。今日は晴れる屋にも早稲田にも用事はないので、山手通りを進み続けます。この辺りは地形の起伏に富んでいるようで、坂道が多いですね。
東中野駅を過ぎたあたりに氷川神社がありました。この神社の一帯だけは樹木が欝蒼として昼でも暗くて涼しく、山手通りの喧騒とは対照的な静謐な空気に包まれており、まるで異世界のようでした。
ダラダラと歩き続け中野坂上まで来ました。三井住友の馬鹿でかいビルを眺めていた私は「そうだ新宿御苑に行こう!茫漠カップルをやっつけなきゃ(使命感)」と考え、地下鉄丸ノ内線に飛び乗りました。
新宿御苑は平日の昼間にも関わらず大入り満員でした。会社を抜けて来たと思しきサラリーマンのおじさん、授業をすっぽかした大学生、外国人観光客、多種多様な人々がいました。皆この季節の新緑、生命力あふれる若々しく力強い緑に心惹かれるのでしょうか。そんなことを考えながら、まずは熱帯植物園へ。ここはトイレが屋内にあるので綺麗です。歩いて動きの良くなった腸からウンコをドバーッとぶちまけ、再び散策に戻ります。
新宿御苑と言えば春の桜、秋の紅葉が有名ですが、私のオススメは何と言っても夏です。広葉樹の青葉がいっぱいに茂り、とても美しいです。それだけでなく芝生の草の香りが最高潮に達し、上に座っているだけで疲れが取れます。池の鯉も活発化していて口をパクパクさせています。更に今日は運が良かったのか、40センチはあろうかというデカいスッポンに遭遇しました。
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コイツです。横にいる鯉と比べてもらうと巨大さがわかると思います。
そして公園の外縁部の森はもっと素晴らしい。広葉樹の葉が発酵してできた腐葉土の芳醇な香りが、クワガタの飼育に熱中した少年時代を思い出させてくれます。そこから進むと杉の並木があります。
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杉の大木の下では、恐らく根だと思われるものが露出していました。咲き誇る花と相まって、これまた異世界に来たようです。そんなわけで充実の散歩ライフを満喫した私は、新宿三丁目から地下鉄に乗り込み家路につきました。
いかがですか?これからの季節、散歩をしなければもったいない。というわけで今度は誰かサークルの人間を誘って散歩に行きたい所です。今後も弊ブログでは散歩の話をちょくちょく載せていきたいと思います。需要があるかは関係ありません。趣味ですから。