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緊急提言、ホークスがここから浮揚するには

もう丁寧語で文書を書くことすらままならない。工藤監督の采配が悪いのか、現場でテンパって最悪の結果をもたらす選手が悪いのか。あるいは弱いチームを暖かく励ますばかりで厳しいことを言わない福岡のファンが悪いのか。全部悪いんだよ馬鹿野郎。

まずキャッチャー。城島健司がメジャーへ去ってから12年。甲斐という、ホークスファンが待ちに待った生え抜き若手キャッチャーが現れた。しかも地元九州出身、肩が強い、ついでにイケメン。にもかかわらず工藤監督は高谷を中心に起用。それで勝てていればまだ目を瞑るところだが、現実はどうだ?甲斐がスタメンの試合は6勝2敗で高谷がスタメンの試合は5勝6敗。

確かにチームの新エース、千賀と組んでいる甲斐の勝率が高くなるのは当然だが、それにしたって高谷の数字は酷い。おまけに高谷が20代後半のバリバリ主力になる年齢ならともかく、彼は今期36歳。もう選手として持って数年の年齢である。この状況で甲斐を中心に起用しない工藤監督の臆病さには開いた口が塞がらない。次のオリックス戦からでも遅くない。ホークスは甲斐を主戦捕手として、高谷をバックアップに据えるべきなのだ。

なおベンチにはもう一人鶴岡という捕手もいるが、こちらも今期36歳。配球やキャッチングに関しては高谷と似たり寄ったりで、高谷と比較すると肩が致命的に弱い。サッカーでいう第三キーパーのような存在で、本来彼が出場する状況というのは即ちチームの緊急事態なのだ。実際彼がスタメンで出たオリックス戦、途中出場した今日の日本ハム戦は負けている。

とにかく、腹をくくって甲斐を試合で使い続けること。彼が1軍の水に完全に適応すれば、ホークスにとってはディフェンス面の問題が片付くのだ。

次に内野。一塁の内川と遊撃の今宮はまったく問題なし。内川に関してはWBCから出ずっぱりなので疲労が心配ではある。二塁は本多・川島・明石が争っている。現状では明石が1番手。とはいえこの『ガラスの天才打者』は試合に出続けると怪我をしたり、そうでなくとも息切れする傾向にあるので、明石に固定するという選択肢は危険である。本多はここ最近は蚊帳の外だったが、今日の試合でヒットを放ち存在をアピールした。

問題は三塁の松田。打てない守れない。同じWBCで不調に陥った組の筒香・中田が復調していく中でも一人蚊帳の外。たまにヒットは出るが失投を反射的に弾いただけのシングルヒットばかり。本人の為にも一度二軍で再調整させた方がいい。

5月からは川崎が一軍に戻って来る。当初は本多の状態が悪いセカンドでの起用が有力視されてきたが、最近は二塁手の明石・川島が結果を出してきているので、むしろ川崎を三塁に投入して松田を2週間なり1か月なり二軍でしっかり調整させるべきだ。現状では残念ながら、松田はホークスの足を引っ張っている。

私が松田の二軍再調整を主張しているのは現状だけの問題でなく、後半戦に入り今宮がへばってきた時のことを考えている。今宮がへばってくれば彼をベンチに置いて遊撃に川崎というオプションを取れるが、その時に松田が不振を引きずったままで三塁が空いてしまっては話にならないのだ。

ともかく今期の内野布陣に関しては一塁の内川以外は流動的に組むべきで、二塁は本多・明石・川島・川崎に加えて牧原、三塁は松田を基本に川崎・明石・川島、遊撃は今宮を基本に川崎・川島。そして今宮と牧原以外は皆30代の内野陣は次世代の有望株が乏しい。10代の三森、川瀬、茶谷あたりが成長してくるまでは今いる面子に頑張ってもらうしかない。そういう意味でも松田の再調整は重要な課題になるだろう。

外野手は特に心配していない。上林は起用に結果で応えている。あとは工藤監督がどこまで我慢して起用できるかどうかだ。中村はやや不振だが、松田に比べると捉えた当たりを広角に飛ばしているので、復調は時間の問題だろう。柳田とデスパイネは特に心配していない。内野とは対照的に、上林以外にも二軍には真砂・釜元と有望株がいる。

リリーフに関しては全く心配していない。今日は森が打たれてしまったが、2イニング目に入ってしかも配球ミスが原因なので特に問題はない。本人も精神的に引きずるような打たれ方ではなかった。とはいえ二保・スアレスは今期は戻って来れそうもないので、加治屋と石川にもう一皮むけて欲しい。二人とも嵌れば素晴らしいピッチングが出来るので、あとは安定感とストライクゾーンで勝負する技術が必要だ。

先発投手陣は深刻。和田がいない。武田もいない。工藤監督はいまだに攝津・中田・寺原らベテランを未練がましく使っているが、彼らはもう残された現役の時間が限られている。それでまるっきり勝てていないのだから工藤監督のベテラン偏重はもう精神の病気の域に達している。

二軍では松本・笠原といった若手が先発で結果を残している。もう若手という年齢ではないが中堅の山田もいる。彼らを先発で起用して、誰か一人でも活躍すればチームに勢いを呼び込めるだろう。私は決して中田も攝津も嫌いではない。それどころか、できることなら彼らに在りし日の力を取り戻してほしいと思っている。だが現実問題、今シーズンの彼らはホークスの勝利に貢献できていないのだ。

というわけで今シーズンのホークスに関して工藤監督にやって欲しいことは

・高谷ではなく甲斐を主戦捕手に、高谷はバックアップ要員に

・松田は二軍に落とし時間をかけて再調整

・相手が左投手だからって安易に上林を外さない

・中田、攝津、寺原をローテで使わない。彼らもリリーフのように球数を気にしない場面ならまだ力を発揮できるかもしれない

・松本、笠原、山田らを先発で起用する。攝津や中田をリリーフに回すなら石川でも良いと思う

と言ったところ。ホークスは弱いんじゃなくて(おととし去年に比べれば明らかに弱いけど)チームに閉塞感が漂ってるんだよね…つい書いてしまった。

おわり