病没

飼っている金魚のうちの1匹(コメット、推定4歳)が死にました。背骨が湾曲したようで水底に横たわっており、網で引き揚げようとすると泳いで逃げていたので「まあ生きている内はそっとしておこう」と隔離水槽へ移しましたが、残念ながら発症から3日ほどで世を去りました。

死因については様々調べたところ、どうやら感染症ではないようでした。他の4匹はピンピンしていますし、水も異臭の発生や濁り等は見られません。餌による発症も疑いましたが、それなら他の4匹にも異変が出るはずです。どうやら脊椎彎曲症の可能性が高いと思われます。

この脊椎彎曲症は潜伏期間がとても長いらしく、大抵の金魚は発症する前に寿命を迎えるそうです。ということは、このコメットは偶然早く発症したのかもしれません。そういえば、私の実家で幼少期に飼われていた金魚も17歳くらいで同じ症状を発症して死にました。何にせよ、金魚は1匹減って残り4匹になってしまいました。この4匹は元気ですから、長生きさせたいですね。

ところで金魚といえば、最近は『ピンポンパール』という品種が人気ですね。これからピンポンパールの飼育をお考えの方は、ホームセンター等で売られている安価な個体は避けた方が良いでしょう。というのもピンポンパールは国産・中国産・ベトナム産・インドネシア産などが流通しているのですが、このうちベトナムインドネシア産のものは安価で大量に流通しており、ホームセンター等で売られているのは大抵これです。これらは熱帯産ですので、熱帯魚並みの飼育設備を整えなければ長生きさせるのは難しい上級者向けの金魚です。一方国産のものは高価ですが魚病に強く、初心者でもある程度飼えるそうです。中国産のものも温帯域での養殖なので、熱帯産のものよりは飼いやすいでしょう。まあピンポンパール自体が普通の金魚に比べると虚弱なので、初心者にはお薦め出来ない金魚ではありますが。

最近は和金系のスマート金魚しか飼育していないので、そろそろ琉金や東錦などの丸物金魚にも手を出したいですね。おわり