継続は力なり?

私は昔から貧乏性なのか、一つハマるものが出来るとそれに延々と熱中する習性があります。それこそ自分以外は皆飽きてやらなくなってしまったようなものに対しても。遊びでも食習慣でも勉強でもこの傾向が強く出やすく、勉強なんかだと時には思いがけないメリットになることもありますが(高校の頃、日本史にハマるあまりセンター試験で満点を取ったことがありました)、まあ基本的には流行の最先端を捉えるのが下手、という致命的デメリットの方が大きいですね。
艦これもブームが終わりアニメは大不評、今やアニメ艦これ絶賛してるのはまともに艦これをプレイしたことの無いエアプ脳内提督か角川の工作員くらいなものでしょうが、私はゲームの方の艦これには今でもハマっています。ハマっているというより生活サイクルの中に艦これのプレイが組み込まれてしまっている、と言った方が正しいかもしれません。余計タチが悪いですね。
コンコルドの誤謬』というものをご存知でしょうか?経済学では『埋没費用』と呼ばれていますね。この先投資に見合う効用を得られないことが分かっていても、今までの投資を惜しむあまり事業を継続し、余計赤字を膨らませてしまうことを意味します。私の艦これもこの状態に近いかもしれません。即ち、今までに使ったお金が勿体無いからプレイを続ける、という状態です。まあ艦娘は可愛いので、誤謬と断言してしまうようなものではありませんが。
同じように止めるタイミングを逸して続けているのが『魔法科高校』のソシャゲです。こっちは課金していないのでいつでも止められるのですが、自分より先に始めたプレイヤーが次々止めていった結果、ランキング戦で非常に有利になり報酬カードが取りやすくなったので楽しくて止められません(笑)。艦これと違ってユーザーの出した要望をある程度反映してくれるので、原作のクソさに反してソシャゲの出来は中々のものです。
三日坊主はいけない、継続は力なりとよく言われますが、果たして本当に継続は力でしょうか?埋没費用を見切り、すぐにリスタートを切れる人間の方が社会的には成功しているような気がしてなりません。私も早く社会人になってリスタートを切りたいですね。