センバツ高校野球

センバツ高校野球が開幕しました。春のセンバツ夏の甲子園大会に比べると若干地味、という印象をお持ちの方も多いと思います。それには色々と理由があるのですが、わかりやすい所でいうと
1.出場校の少なさ
夏の甲子園は原則49校(東京と北海道は2ブロック)ですが春のセンバツは32校です。試合数が少なく日程が短いこと、また夏休みに比べて春休みは(大学生以外は)ヒマを持て余さずテレビを観る時間が短いことから、印象に残りにくいのかもしれません。
2.選考方法
夏の出場切符は、それぞれの都道府県の覇者にしか与えられません。敗者復活の措置も一切ない一発勝負ですから、予選から劇的な展開が生まれやすくなります。これに対しセンバツは地方大会(東北大会、九州大会など)で選考され、優勝しなくても上位に入れば出場のチャンスを得られます。さらに秋の神宮大会の優勝者は別選考になります。そして21世紀枠という謎の選考枠もありますね。こうした選考基準のわかりにくさも、センバツが地味な大会になる原因かもしれません。
3.チームの完成度
高校野球では夏の大会〜秋の神宮大会で三年生が引退するのが一般的です。そのためセンバツは新三年生、新二年生でチームを組むことになり、どうしても夏の大会程完成されたチームになっていないことが多いです。それと高校生選手は三年生の春〜夏に突然覚醒して大物になる選手が少なからずいるので、春の段階では地味なチームが多い印象です。
とまあ、やや地味なセンバツ高校野球ですが、今日完封勝利を飾った佐藤世那投手や、明日満を持して登場する怪物・高橋純平投手など良い選手もいるので、是非注目して観て下さい。