雑記51

ゴールデンウィークって終わるの早くない?早えんだよ!東京に戻っていた仲間たちは再び地方へ戻って行きます。アッキーは西の方へ、ハゲちゃびん君は中部へ。さて私の職場も法定休日以外は休みにならないので、大型連休と言っても4月末土日の後5月1,2の出勤を挟んでの5連休でした。まあええわ

 5連休初日。前日にサークルゥ…の飲み会があったんですけどぉ…深夜テンションで頑張って艦これのイベントに着手したんですよ。えらいでしょ?

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結局連休初日に前段作戦を攻略。E-2で海防艦『国後』を入手しました。なお肝心のイラストの評判ですが「DMMのエロブラゲに出てきそう」というほめてるんだか貶してるんだかよくわからない評価でした。まあ艦これ自体DMMのエロブラゲなんですけどね。

なお一つの海域に多段ゲージをつけて時間を稼ぐタナカススタイルはよほど不評だったらしく、今回は多くのゲージが3~4回で破壊できるようになっていました。まあそもそも多段ゲージをやめろという話ですけどね。しかも新キャラの過半数をドロップに放り込むという無能采配。タナカスの

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前段でドロップに入れられた新キャラは頑張って全員回収しました。

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果たして今回のドロップキャラの中から同人人気を得る者は現れるのでしょうか?ドロップじゃ手に入らない人も少なくないから無理だろうな…

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前段クリア報酬の春日丸。幼女時代の加賀かな?最近しばふ先生の描く艦娘の顔のバランスに違和感を覚えることがあるんですが、目が小さいからかな?この春日丸のように丸顔の子はいいんですが面長の子だとどうも違和感がある気がします。素人の個人的な感想ですけどね。

連休二日目。イベントの後段作戦をクリアしました。なおドロップの択捉は攻略中に出なかったので諦めました。消費資源はそれほどでもありませんが、何しろ長いめんどくさい煩わしい。

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ロシア戦艦ベルクート…じゃなくてガングートを入手。性能はそれほど高くはないですが、運が高いので夜戦火力は出るんじゃないですかね。

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連休三日目。予定より早く艦これのイベントをクリアしたので散歩に行きました。川越に行ったらハゲちゃびん君が不在だったので上尾を目指して歩くことにしました。

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川越市役所と太田道灌像。なんで埼玉県内の市役所ってどこもかしこも似たような外観してるんですかね?私が行ったなかでは富士見市八潮市和光市もこれと似たような感じでした。熊谷市はもうちょっと立派な感じでした。秩父市は最近建て直したので市役所が綺麗ですね。

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川越市の果てまでくると入間川に到達します。川の土手はサイクリングコースとして整備されていますね。私が使ったのは土手をずっと降りていったところの橋でしたが、もうちょっと下流に行くと入間大橋があるので普通に歩きたい人はそっちの橋を使ってください。この橋は車と歩行者がすれ違うスペースすらなく危険です。

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川島町。気が狂うほど何もねえぜ。

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何もない川島町を歩き続けていると荒川の土手に着きました。何がすごいってこの写真、川の土手を平行に撮ったものではなく土手の入り口から対岸にむかって垂直に撮った写真なんですよね。(川幅が)太すぎるッピ!

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これマジ?土手の全幅に対して本流が貧弱過ぎだろ。しかし豪雨の際にはこのだだっ広い土手が全て浸水するわけですから、荒川は恐ろしい川です。それはそうと、川の土手の道幅をもう少し何とかして欲しいですね。車を躱すのが精いっぱいの幅しかなく、歩行者や自転車通行者にとってはきわめて危険な道です。

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上尾に向かっていたはずでしたが、どこでどう道を間違えたのか桶川に着いていました。次回は安全なルート(入間大橋を経由して上尾)で行こうと思います。

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連休4日目は麻雀して焼肉食って飲みに行きました。麻雀は4トップ2ラスでトータル+130くらいだったので、次はラスを引かないようにしたいですね。飲みは久々に清龍に入りました。けっこう安かったです。後輩のN君に700年ぶりくらいに会いました。毎日こういう生活だったらいいのになあと思いました。

おわり

緊急提言、ホークスがここから浮揚するには

もう丁寧語で文書を書くことすらままならない。工藤監督の采配が悪いのか、現場でテンパって最悪の結果をもたらす選手が悪いのか。あるいは弱いチームを暖かく励ますばかりで厳しいことを言わない福岡のファンが悪いのか。全部悪いんだよ馬鹿野郎。

まずキャッチャー。城島健司がメジャーへ去ってから12年。甲斐という、ホークスファンが待ちに待った生え抜き若手キャッチャーが現れた。しかも地元九州出身、肩が強い、ついでにイケメン。にもかかわらず工藤監督は高谷を中心に起用。それで勝てていればまだ目を瞑るところだが、現実はどうだ?甲斐がスタメンの試合は6勝2敗で高谷がスタメンの試合は5勝6敗。

確かにチームの新エース、千賀と組んでいる甲斐の勝率が高くなるのは当然だが、それにしたって高谷の数字は酷い。おまけに高谷が20代後半のバリバリ主力になる年齢ならともかく、彼は今期36歳。もう選手として持って数年の年齢である。この状況で甲斐を中心に起用しない工藤監督の臆病さには開いた口が塞がらない。次のオリックス戦からでも遅くない。ホークスは甲斐を主戦捕手として、高谷をバックアップに据えるべきなのだ。

なおベンチにはもう一人鶴岡という捕手もいるが、こちらも今期36歳。配球やキャッチングに関しては高谷と似たり寄ったりで、高谷と比較すると肩が致命的に弱い。サッカーでいう第三キーパーのような存在で、本来彼が出場する状況というのは即ちチームの緊急事態なのだ。実際彼がスタメンで出たオリックス戦、途中出場した今日の日本ハム戦は負けている。

とにかく、腹をくくって甲斐を試合で使い続けること。彼が1軍の水に完全に適応すれば、ホークスにとってはディフェンス面の問題が片付くのだ。

次に内野。一塁の内川と遊撃の今宮はまったく問題なし。内川に関してはWBCから出ずっぱりなので疲労が心配ではある。二塁は本多・川島・明石が争っている。現状では明石が1番手。とはいえこの『ガラスの天才打者』は試合に出続けると怪我をしたり、そうでなくとも息切れする傾向にあるので、明石に固定するという選択肢は危険である。本多はここ最近は蚊帳の外だったが、今日の試合でヒットを放ち存在をアピールした。

問題は三塁の松田。打てない守れない。同じWBCで不調に陥った組の筒香・中田が復調していく中でも一人蚊帳の外。たまにヒットは出るが失投を反射的に弾いただけのシングルヒットばかり。本人の為にも一度二軍で再調整させた方がいい。

5月からは川崎が一軍に戻って来る。当初は本多の状態が悪いセカンドでの起用が有力視されてきたが、最近は二塁手の明石・川島が結果を出してきているので、むしろ川崎を三塁に投入して松田を2週間なり1か月なり二軍でしっかり調整させるべきだ。現状では残念ながら、松田はホークスの足を引っ張っている。

私が松田の二軍再調整を主張しているのは現状だけの問題でなく、後半戦に入り今宮がへばってきた時のことを考えている。今宮がへばってくれば彼をベンチに置いて遊撃に川崎というオプションを取れるが、その時に松田が不振を引きずったままで三塁が空いてしまっては話にならないのだ。

ともかく今期の内野布陣に関しては一塁の内川以外は流動的に組むべきで、二塁は本多・明石・川島・川崎に加えて牧原、三塁は松田を基本に川崎・明石・川島、遊撃は今宮を基本に川崎・川島。そして今宮と牧原以外は皆30代の内野陣は次世代の有望株が乏しい。10代の三森、川瀬、茶谷あたりが成長してくるまでは今いる面子に頑張ってもらうしかない。そういう意味でも松田の再調整は重要な課題になるだろう。

外野手は特に心配していない。上林は起用に結果で応えている。あとは工藤監督がどこまで我慢して起用できるかどうかだ。中村はやや不振だが、松田に比べると捉えた当たりを広角に飛ばしているので、復調は時間の問題だろう。柳田とデスパイネは特に心配していない。内野とは対照的に、上林以外にも二軍には真砂・釜元と有望株がいる。

リリーフに関しては全く心配していない。今日は森が打たれてしまったが、2イニング目に入ってしかも配球ミスが原因なので特に問題はない。本人も精神的に引きずるような打たれ方ではなかった。とはいえ二保・スアレスは今期は戻って来れそうもないので、加治屋と石川にもう一皮むけて欲しい。二人とも嵌れば素晴らしいピッチングが出来るので、あとは安定感とストライクゾーンで勝負する技術が必要だ。

先発投手陣は深刻。和田がいない。武田もいない。工藤監督はいまだに攝津・中田・寺原らベテランを未練がましく使っているが、彼らはもう残された現役の時間が限られている。それでまるっきり勝てていないのだから工藤監督のベテラン偏重はもう精神の病気の域に達している。

二軍では松本・笠原といった若手が先発で結果を残している。もう若手という年齢ではないが中堅の山田もいる。彼らを先発で起用して、誰か一人でも活躍すればチームに勢いを呼び込めるだろう。私は決して中田も攝津も嫌いではない。それどころか、できることなら彼らに在りし日の力を取り戻してほしいと思っている。だが現実問題、今シーズンの彼らはホークスの勝利に貢献できていないのだ。

というわけで今シーズンのホークスに関して工藤監督にやって欲しいことは

・高谷ではなく甲斐を主戦捕手に、高谷はバックアップ要員に

・松田は二軍に落とし時間をかけて再調整

・相手が左投手だからって安易に上林を外さない

・中田、攝津、寺原をローテで使わない。彼らもリリーフのように球数を気にしない場面ならまだ力を発揮できるかもしれない

・松本、笠原、山田らを先発で起用する。攝津や中田をリリーフに回すなら石川でも良いと思う

と言ったところ。ホークスは弱いんじゃなくて(おととし去年に比べれば明らかに弱いけど)チームに閉塞感が漂ってるんだよね…つい書いてしまった。

おわり

第44話

新年度は最初からバタバタとしている。ケツホモシンパの残党に不穏な動きがあると通告してきたのは警察のいわゆる公安のような機関であった。

「不穏な動きって言われてもなあ…こっちから探してどうにか出来るもんでもないしなぁ。島やんどうする?」

と米長コマンダー

「一応、探知魔法で管内に入ってくれば捕捉は出来ると思いますがね。よその管区にいるのを勝手に探すのもよろしくないかと思いますね」

新設された副署長席に腰かけたまま私は返答した。庁内の回覧を見ると、今日は警察と科特庁のG5部隊の共同訓練が行われている。ここから異動したホリ隊員も上手くやれているだろうか。本庁の近くには油そばを出す店が少ないことだけは心配ではある。

4月は引っ越しシーズンである。魔法使いの資格証明カードには住所が記載されているので、その記載変更の客で窓口はごった返している。記載変更に使うプリンターはしばしばインク詰まりを起こす厄介者であったが、この日は順調に稼働していた。

夕方近くなって、決裁の書類を眺めていると神楽坂副署長がすっ飛んで来た。

「おい島やん大変だぞ。警察のG5司令部がテロリストに襲撃されたそうだ」

よりにもよってそんな所を襲撃するなんて間抜けなテロリストだな、と思ったが今日は訓練でG5の大部分は出動している。意外とマズイことになっているのかもしれない。警察庁は新宿支署の管区外にあるが仕方ない。私はテロリストの正体が見たかったので探知魔法を起動した。

「あ、ヒットしました。森亜禎一(もりあ ていいち)、ケツホモシンパの魔法師の生き残りのようですねえ…」

この男、本名は全く違うのだが探偵小説最強の敵役、モリアーティ教授に憧れてこんな変な名前を名乗っているらしい。

「ケツホモ派の連中、まだいたのか。もはや趨勢は決した、今更テロなんかやっても民衆の支持も他勢力の支援も受けられんだろうに」

神楽坂が呆れたように首を振る。

「連中には連中の滅びの美学みたいなものがあるんでしょう。実にくだらない」

私も彼らの思考は読めるが、およそ同調に値する要素は存在しなかった。

「あ~そいつのこと、詩々美ちゃんには黙っておいた方がいいと思いますよ」

唐突にスギウラさんが会話に割り込んできた。彼女の言いたいことはわかる。この森亜こそ神木田さんの友人を唆して事件に巻き込み、死に追いやった張本人なのだ。このことを知ったら一人で警察庁に向かいかねない。

そのころ、警察庁G5指令室では二人の男が顔を見合わせていた。

「やれやれ、こういう展開は想定外だったな…」

苦笑を浮かべる爽やかな二枚目の男性は神戸監理官。G5部隊の事実上の責任者だ。

「科特庁と特生自衛隊に応援を要請した。千代田支署と新宿支署から戦鬼が向かっている。それからG5部隊も訓練を切り上げてこちらに向かっている」

顔色一つ変えず告げる、髪をオールバックにまとめ眼鏡をかけた長身の男。G5部隊の監察を担当している大河内警視だ。神戸警視とは同期入庁の間柄である。

と、そこへテロリストの一団がなだれ込んで来た。先陣をきって現れた森亜が勝ち誇ったように叫ぶ。

「貴様らに個人的な恨みは毛頭ない。だが米長や高井戸ら裏切り者に与して誇り高き魔法師の同胞を多数破滅に追いやった罪は消えない。組織の長らしく潔く首を差し出せ」

「やれやれ…潔くと来たよ。あいにく僕はそういう性分じゃないんだよね」

営業成績抜群の敏腕ビジネスマンのような笑みを浮かべる神戸警視。

「同感です。そうやって自分視点でしか物を言えないから科特庁に敗れるんですよ」

眉一つ動かさない大河内警視。二人の腰には、いつの間に取り出したのかベルトが装着されている。

「「変身」」

両者の声が重なった。 姿を現したのは2機のG5Xユニット―複眼まで黒一色の大河内専用機と、青とも緑ともつかない色のボディに黄色い複眼の神戸専用機である。G5ユニットが一機も残っていないと思って突入したテロリストたちは、露骨に狼狽の表情を浮かべている。

同じ頃、東京と神奈川を隔てる河川敷では、警察庁へ戻ろうとするG5部隊とテロリストの別動隊が激しくやりあっていた。科特庁のホリ隊員は、新たにコンビを組む山浦隊員と共に電動ダガーによる近接戦闘を行っていた。河川敷にはホームレスが住み着いており、巻き込む危険性を考慮して銃火器の使用は控えられていたのである。

戦力的には勝敗は火を見るよりも明らかだったが、テロリスト達の士気は予想外に高くなかなか突破出来ずにいる。同じG5Xでも、小型怪獣との戦闘を主要任務とする特生自衛隊のユニットは攻撃装備が豊富なのだが、警察も科特庁も生身の人間を攻撃する装備には乏しい。

「お ま た せ」

そう言うが早いか乱入してくる白い影。ホリ隊員は見るまでもなく正体がわかった。門原さんのG5X2エターナルユニットである。門原さんのエターナルユニットが魔力を散逸させる力場を生じるメモリを起動させると、テロリスト達の攻撃魔法は次々と虚空に吸い込まれて消えて行く。

門原さんの参戦からわずか数分で勝負が決した。投降した所で破防法による厳罰は逃れられないと自決した者もいたが、生き残っていたテロリストの多数は戦意を喪って投降した。

30分後、ようやく警察庁のG5指令室にたどりついたG5部隊が見たもの。それは首謀者である森亜の亡骸と、呆然と立ち尽くすテロリスト達、そして見覚えのない2機のG5X3ユニットであった。この事件の顛末を私が知ったのは翌日、ホリ隊員からのメールと救援に向かった坂上・藤岡両隊員の報告によってであった。

結局、森亜らが与えた実損害は警察庁G5部隊の指令室の施設を破損させたのみであった、生き残ったテロ参加者達は魔法使いとしての資格を剥奪され、特殊刑務所に収監された。門原さんは河川敷での戦闘を終えると、またどこかへ行ってしまった。かくして新年度早々に発生した事件は、あっけなく終息を迎えたのであった。

つづく

雑記50

あ~クソクソクソクソクソクソクソクソクソ

ホークス弱すぎィ!結局勝ち越せたのは開幕カードのみ、ここまで2カード連続負け越しとそれはそれはしょうもないスタートとなった今期のホークスです。私はサッカーは良く知りませんが海外サッカーの強豪クラブなら監督解任論が飛び交うレベルの惨状ですねえ多分。

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何がそんなに悪いのか?怪我人がいるわけでもなく(唯一いなくなって困っているのは二保とスアレスですが、中継ぎ投手なのでここまでの戦いには影響のない部分です)、去年と比べて選手の流出もない。それなのにとにかく勝てない。点が入らない。勝負所で踏ん張りが利かない。

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まず先発投手陣。ここまで9試合で6人が登板しましたが、残念ながら文句なしの選手はいません。唯一2連勝の和田も肘の違和感で早期降板しており、今後については楽観できません。千賀・武田・バンデンハークは国際大会明けなので、これから調子を上げてくると期待しています。中田も炎上はありましたが、悪いなりにストライクゾーンで勝負しようという意図は見えたので、巻き返しに期待したい所。東浜は無駄球が多すぎて自分の首を絞めている状態、今のままでは厳しいでしょう。

中田と東浜に関しては、今後も改善がないようなら昨日の敗戦処理で好投した石川と交代でロングリリーフ枠に回されるかもしれません。そしてロングリリーフなら下に攝津がいるので、石川に先発枠を奪われるようなことになると二軍行きもあり得ます。

深刻なのは打線です。まず本多がダメ。本多の代役として期待された明石は不在。川島もサッパリです。どうせ打てないなら若い牧原に経験を積ませてはどうかと思うんですが、どうも工藤監督はそこまでの決断は出来ないようです。

もっと酷いのは松田です。一時はヒットの数より併殺打の方が多かったほどの重症ですから、一度スタメンから外して抜本的な調整をさせた方がいいと思いますね。もう若くないので、試合に出ながら感覚のズレを直すのも難しいのかもしれません。本多にしても松田にしても、川崎が一軍に戻ってきたら一度メンバーから外して再調整させた方がいいと思いますね。特に松田は。

それと打順の組み方が良くないですね。1番の時に調子の良い今宮はまあ仕方ないにしても、早打ち凡打の多い今宮と本多を並べることで立ち上がりの攻めがまるで出来ていません。ツーアウトから柳田四球→焦って盗塁失敗では目も当てられません。選球眼のある中村を1番か2番に置いておくべきだと思いますね。

期待の若手、上林がここまでそれなりに打てているので、内川デスパイネの後ろに上林を入れて中村を2番で使うのがいいかもしれません。まあ川崎が戻ってくれば2番川崎で解決する話なんですが。

来週は札幌でファイターズ3連戦。WBC欠勤の大谷を故障で欠き、全体的に低調なファイターズですが地力のあるチームであることは確かです。なによりホークスの今の惨状では心してかからなければ足元を掬われるでしょう。基本に立ち返り、「俺が決める!」と力んで併殺打を重ねることのないよう、「後ろの打者につなぐ」という打線の原点に立ち返った野球をしてほしいですね。

おわり

 

 

雑記49

プロ野球のレギュラーシーズンが開幕しました。ここ数年はホークスは開幕当初に調子を上げきれずファンをイライラさせる展開が続いていましたが、今年は珍しく開幕カード3連勝スタートを飾りました。内容的にはぶっちゃけ危ない試合が多く、相手のミスも絡んで勝ちを拾った感もあります。それでも涌井・唐川というホークスにとって厄介きわまりない投手に土を付けられたのは大きいですね。

まず開幕戦。和田はオープン戦から球のキレ、制球とも盤石の仕上がり。序盤~中盤は両チームとも決め手を欠き、ボディーブローを撃ち合うような展開でした。涌井のツーシームが物凄い動いていて驚きました。NPB球はツーシームの曲がりが悪いという話ですが、投げ方次第では動くようですね。

2戦目は中田が予想外の好投。元々スピード以上に球威があるので、安定してストライクゾーンに投げられれば勝てる投手です。四球からの自滅癖も顔を出さず、7イニングをスイスイと投げ切りました。得点に関してはほぼロッテのミスによる得点なので、まだ打線については楽観視できない部分もあります。

3戦目は途中までは完全にホークスのペースでしたが、5回あたりから東浜が打たれだしました。打たれるのは運の要素もありますが、5回6回といずれも無駄な四球が失点に絡んだ所は猛省してほしいですね。甲斐とバッテリーを組んで経験不足だった部分はあるので連打は仕方ないにしても、四球はいけません。

3連戦を見ていて感じたのはロッテの守備力の低下、特に外野守備の劣化は気になりました。角中・岡田・荻野はいずれも捕ってからの返球が悪く、それによってホークスが得点を奪う(というより点が転がり込む)シーンが少なからず見られました。まあ清田が本調子になり加藤・細谷が上がってくればそのあたりは改善されるでしょうし、そうなればロッテはホークスにとって脅威となるでしょう。

打者陣に関しては何とも評価しづらい感じですね。内川・デスパイネは流石にWBC明けなので身体が動いてます。正直、私はデスパイネ不要論者でしたが、多分デスパイネがロッテにいたらホークスは負け越していたと思います。そういう意味ではいい補強だったかもしれません。

松田はまだちょっと本調子じゃないですね。いい当たりはしていますが、調子のバロメーターの右中間方向の長打が出ていません。ちょっと引っ張りにかかってるかな?本多は綺麗なセンター前もあればクソみたいな早打ちポップフライもあり平常運転。今宮は今日の打撃を見るに調子が上がってきているかもしれません。柳田はよくわかりません。まあ打球が上がり出せば大丈夫だと思います、ちゃんと振れているので。

この3連戦で一番の収穫は上林ですね。高校時代にワンバウンドの球をヒットにしたことから俊足、巧打のイメージが強かったのですが、どうも長距離砲タイプのようです。とにかく打球に角度をつける技術が素晴らしい。これは天性のもので、練習しても中々身に付かないものらしいので、このまま下位打線で気楽に打たせてホームランバッターとして開花して欲しい所です。

リリーフは軒並み好調ですが岩嵜がちょっと打ち込まれたのは気になる所ですね。直球が走っていない時に組み立ての軸に出来る変化球、カーブでもスライダーでもいいので上手く使えるようになって欲しいですね。あのサファテですら直球のかかりが悪い時はナックルカーブでカウントを整えていますから、現代野球で直球とフォークのみというのは厳しいでしょう。

火曜日からは仙台で楽天3連戦。この時期の楽天戦、寒い打球が飛ばないマウンドが緩いと悪いことずくめなので、とにかく怪我人だけは出さないように頑張って欲しい所です。相手の先発は多分岸・則本あたりの主戦投手が来るので、とにかく無駄な四球でズルズルと失点を重ねないことが重要でしょう。

おわり

 

第43話

3月も気が付けば終盤である。「1月は逝く、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったもので、この時期はとかく多忙でいつの間にか新しい年度が目前まで迫っているものである。

「スギ林を日本から叩き出せ~!」

神木田さんの謎のシュプレヒコールがこだまする。原因は言うに及ばず。花粉症の猛威の前には普通の人間も魔法使いも等しく鼻を詰まらせ、目の痒みに悩まされるのだ。かくいう私も花粉症の影響からは逃れられず、抗アレルギー剤が手放せない日々を送っているのだが。

それはさておき、人事異動の内示が正式に発表されるのがこの時期である。新宿支署を離れる面々は既に内々に通達を受けていたので、特に驚くようなことはなかった。私は神楽坂を通じて本庁に異動の再考を依頼していたが、残念ながら一介の統括係長の意向では変更には至らなかった。

事前に通知のあった秋山係長(→関西方面本部)、洲本さん(→世田谷支署)、ホリ隊員(→G5統合作戦部)は転勤に備えてデスク周りの整理を進めている。

「おい島やん、俺は今から今度異動でウチに来る職員と面談だからな。今日の業務はヨロシクゥ」

とだけ言い残した米長コマンダー、さっさと会議室へ入ってしまった。

新宿支署は以前にも述べた通り、次年度から組織構成が変わるため職員数は増加することになる。必然、3人転出すれば4人以上転入してくるというわけだ。既に名簿で確認できているのは4人。そして(新採)としか記載されていない枠が3名分あるが、宮前さんの妹の詩織ちゃんと狐娘の葵ちゃんは内定しているので、全くの新人は一人しか来ないのである。

名簿で確認できる面子の一人目は言うまでもなく神楽坂庭夫課長である(4月1日付で統括係長から昇任)。2年ぶりに新宿支署に復帰するこの男については多くの説明は必要ないだろう。

二人目は北支署から秋吉亮統括係長。本来は世田谷支署に転任する予定だったが、秋山係長を強奪された補償として?新宿支署へ来ることになった。その際に課長ではなく統括係長のままであり様々な憶測を呼んだ。6級職=課長への昇任面接で人事部長を殴って昇任選考で落ちたというウワサもあったが、これは本人が否定している。4月からは秋山係長の後任として第2係長を務め、統括係長として署内の庶務担当も兼任することになる。4月から同じ統括職に昇任する豊之内と共に実動部隊のまとめ役として期待したい。

三人目はルーク・ブラトベック主事、どう見ても外国人のような名前だが親の代から帰化しており、れっきとした日本人である。決して自分を欧米人だと思っている異常者の類ではない。白人っぽい顔立ちの22歳の男で、先祖はカリフォルニアのオレンジ農家だったらしい。ちなみに実家は小田原の方のミカン農家である。新採後は広報部にいたのだが、内勤に飽きてこっちへの異動を希望したらしい。女性恐怖症との噂もあるが、果たして女性隊員の多いこの支署でやっていけるのだろうか?

それから以前の洲本さん異動の時に実質的にトレードのような形で転入の決まっていた藤岡富士夫主事である。戦鬼『吹雪鬼』の名跡を持つ彼を加え、新宿支署は関東で最多の戦鬼を抱えることになった。これならG5部隊なしでもどうにかなるかもしれない。まあ必要になったら容赦なく出動要請するのだが。

人事の打ち合わせを終え、私は歌舞伎町の飲み屋へ繰り出した。特生自衛隊の権堂一佐らと飲み会を企画していたのである。飲み会の席で怪獣や怪物への愚痴をこぼしているのは、多分日本では特自隊員か科特庁職員くらいだろう。特自では来期は装備の大規模改修でかなり忙しくなるらしい。

「いよいよスーパーXの後継機導入にゴーサインが出ましてね」

と権堂一佐。確かにスーパーXは1号機の機齢が30年を超えており、最新機であるX3でさえロールアウトから20年以上が経過している。定期的な改修更新を行っているとはいえ、対怪獣防衛の最後の砦が老朽機材では不安である。

「それは結構なことです。建造は篠原重工業ですか?」

篠原重工は国内の特殊メカニック最大手企業の一つである。警察に多用途ロボット『パトレイバー』シリーズを納入していることで有名であるが、スーパーX系列を筆頭に特生自衛隊の装備品供給にも昔から参加している。国内では他にG5ユニットの製造を請け負っているスマートブレイン社があり、特殊メカニック企業としては篠原重工と双璧をなしている。なお近年では鴻上ファウンデーションがシェアを伸ばしており、三つ巴に変化しつつある。

「今回は分担生産だそうです。機体の大枠はAEジャパン、エンジンは篠原重工、操縦補助ソフトは鴻上、武装はスマートブレイン、最終的な艤装は特自技研でやるんだとか。なにしろ一気に3機を導入するんでね、1社じゃまかないきれませんわな」

と権堂一佐。ちなみにAE=アナハイム・エレクトロニクス社は米国最大の特殊メカニック製造企業で、AEジャパンはその日本支社である。

「随分思い切った入れ替えをしますね…現行機は解体ですか?」

「いえ、1号機と3号機は原発救難用に運用が変更されます。元々そういう事態を想定されて開発された機材なんで、まあ30年経ってようやく本来の運用に戻る形ですな」

2号機は壊れるまで運用継続です、と権堂一佐は付け加えた。隣の卓ではスギウラさんに上手くはめられて酒を飲んでしまった熊谷さんが顔を真っ赤にして宮前さんに絡んでいた。なるほど熊谷さんは酔うとああなるのか、と私は一つ学習した。宮前さんは熊谷さんに眼鏡を強奪されて困惑していた。

「流石に自衛隊は怪獣退治に理解があって羨ましいですよ。ウチじゃG5部隊はいまだにイロモノ扱いされてますからね」

冒頭の乾杯以来ひさしぶりに口を開いたのは警察庁G5運用監理官の神戸警視である。年の頃は40前後で米長さんと同年代だが、見た目はもっと若々しく見える。気障ったらしい色男だが言動に嫌味な部分はまるで感じられない。育ちが良いのだろう。尤も本人曰く「警視庁に出向していた頃、名探偵の如き頭脳を持つ性格最悪な上司に振り回された結果何事にも動じなくなったおかげ」らしい。

「おかげで一條くんは気苦労が絶えないそうです。僕は監理なので今更なんとも思いませんけどね」

爽やかな笑みを浮かべて神戸警視が続ける。

「ま、何にせよ新年度も上手くやっていきましょう。もちろん今の職場に不満があれば科特庁はいつでも貴方達を熱烈歓迎しますよ。何しろ人手不足ですから」

冗談半分、しかし半ば本気で勧誘する私。神戸さんは「契約金次第で考えます」と笑いながら答え、権堂さんも「行く時はウチの連隊全部連れて行くんで」と笑っていた。そんなこんなで3機関合同飲み会はお開きと成り、皆思い思いに家路についた。今年度も気づけばあと一週間しかないのだ。

つづく

 

 

 

 

雑記48

せっかく福岡弾丸旅行をしてきたので福岡の写真でも載せます。

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大濠公園黒田長政の居城、福岡城の濠だった所ですね。すぐ近くにNHKの放送センターもあります。昔は海と繋がっていてボラやハゼ、クロダイやスズキの釣れる所だったそうですが高度経済成長期の水質汚染がヤバ過ぎたため海と切り離され、流出河川である黒門川には水門が設けられています。

完全に淡水化した現在はブラックバスブルーギル、申し訳程度にフナコイナマズが住んでいる程度です。私も子供の頃はここでブラックバスを釣っていました。ここではルアーなど使わず、釣ったブルーギルに大きな針を通して泳がせるブッコミ釣りが主流でした。私がここで釣った中で最大の物は80センチオーバーの雷魚です。

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水草が繁茂しまくっているので、どこから連れてこられたのか昔からソウギョが生息しています。どいつもこいつも1メートル近くありますが、稚魚や若魚を見たことがないので残念ながら自然繁殖はしていないようです。この写真では縮尺がわかりにくいですが80センチは超えています。

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ちなみに私が1年半ほど前に早稲田近辺の神田川で見つけたアリゲーターガーは推定60センチくらいでした。ソウギョがいかに巨大な魚かおわかりいただけるかと思います。荒川の野生のソウギョは1メートルクラスがいるらしいので、いつか釣り上げてみたいですね。

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私が子供の頃よく釣りをしていた川です。ハゼが主流でしたがスズキ、フナ、オイカワや天気によってはウナギも釣れました。写真に写っている橋のもう2本くらい下流までいくとクロダイもいますが、その辺は車通りが多く危険なので釣りに行くことはありませんでした。

もう20年くらい前になりますが、私の同級生が投げ釣りをしていて川の上を通っているケーブルに引っかけてしまった天秤がまだ残っていました。逆光になってしまい写真は撮れませんでしたが。

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我らがホークスの本拠地、福岡ヤフオクドーム。私が福岡に住んでいた頃はヤフードームでした。それ以前は単に福岡ドームでした。外から見ると金属製の巨大なカマクラといった趣がありますね。中に入ると鮮烈なグリーンの人工芝が敷き詰められています。この環境で子供の頃から野球を見ているので福岡市民は大抵野球好きです。

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ドーム横のホテルから天神・博多方面を一望。手前にある小高い山は西公園。クワガタが採れます。奥の海は那の津。一説には古代の『奴国』の本拠地があり、大陸との交易に使われる天然の港だったとされています。現在も福岡港の中核をなし、韓国への高速フェリーが運航されています。

 

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博多湾。奥にず~っと連なっている陸地の突端部分が志賀島と呼ばれ、かつては島でしたが現在は福岡と陸続きになっています。金印が発見された場所として日本史の教科書に載っていたりいなかったりします。ドームの後ろに見えている川は黒門川。かつては大濠公園博多湾を結ぶ川でした。今は公園と黒門川は水門で隔てられていますが、一応つながってはいるようです。

福岡に行ったのは8年ぶりくらいでしたが、また機会を見つけて行きたいですね。一応第二の故郷なので。

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おわり